☆雑草魂2012年1月22日山梨オオクワ材割り採集記

 

前日の事である 私の住んでいる地域でも雪が降った

多い所では10センチ近く積もった

きっと山梨は積雪があるに違いないし  明日は雨予報なので

私は家でゆっくりしていようと思いはじめていた

 

そんな事で花さんにメールした

 

ガーン 花さんの気合は違った・・・・・・・・

花さんは本気だっ

やはり大歯を採るには雨なんかに負けてられないと判断をして

決行する事に・・・・・

 

現地に到着すると 雨は降っていない 来て良かった 何故かほとんど雪も有りません

寒さもそこそこ有り採集日和に近い しかし先ほどまで雨が降っていたようなので

カッパを着ないと 採集が出来ないのが 少し辛い所だ

早速捜索を開始 1ポイント目では 分かれて思い思いの場所を捜索した

奥に進むにつれて 少しは材が有りますが かなかか難しい

幼虫は出るものの本命には出会えませんでした

やはりなかなか難しいです

 

次のポイントへ向かい  2人で色々と材をチェックする

幼虫は沢山確認できたが 本命は居ない

クワガタは濃いポイントなので何時本命が現れてもおかしくはない

そんな時 こんな食痕が現れた

おや これは怪しいか?

丁寧に追いかけていくと 根部になってしまった

食痕の太さは十分に見えるが この感じはノコかなと

思いながらも慎重に追いかけた このような根部にもオオクワは

いるからね

で姿を現したのは 予定通り ノコでした(>_<、)

やはりそうそうオオクワには当たらないです

花さんと別れて 私はどんどん 山の中に進んだ

どうにかオオクワに会いたいという気持ちで・・・・・・

全然材が無いなー なんて思って歩いていると ある材が気になったので

近づいてみた  これはいい感じになっているかもしれないと思い

割ってみると 一撃だった

こんな食痕が出た こっ これはキタかもとドキドキしながら

もう少し割ってみた

げっ キター オオクワの食痕だ(多分)

しかもこの色 セイジュウガモ(ドキドキです) もう色々な妄想が膨らんだ

普段ならオオクワを確認しない限りは 電話をしないのですが

今回は電話をした 

直吉  はっ花さん オオクワの食痕が出た

花さん ほんとに 間違いないんだろうな

直吉 たっ 多分間違いないかと思います

花さん  じゃー今から行く

そんな会話をして 花さんを待った

花さん到着後 割り進めて行くと

もう それはそれは オオクワチックな食痕だらけになったので

やっちまわないように 慎重に慎重にチョコチョコと割った

その時だった

ポコッと穴が空いた

恐る恐る 中を覗くと 何かある 引っ張ってみると

あー あー  大歯  大歯だー

  

直吉 はっ 花さん 大歯でた 

花さん ほんとに

直吉  間違いないです 大歯です

     ほら見て下さいよ

     大歯です  歯だけですが・・・・・

中にある 他の部分も取りだしてみた ギリギリ大歯の個体だと思います

この時 悔しいという気持ちにはならなかった

逆に ニユリ としてしまった

まだ 山神さまはどうやら おいらに大歯をとらせてはくれないらしい

そんなに簡単に採れる訳ないだろうと言っている

心が折れないように いちよ大歯を見せてくれただけだ

そしてどうせ採るなら もっと大きな個体を出しなさいと言っているに違いない

 

でも なんで オイラ大歯に会えないんだろうとは思った

でも採れないほうが テンションを維持していくには丁度良いのか?

既に材割り採集を始めて 15・6年は経ったのではないか

何故採れない それはきっと年数だけ積んでも行く回数が少ないのと

下手だからだと思う・・・・・・

 

結局この材にはこの一頭だけでした

 

近づいたのか 遠のいたのか どちらかと言うと 遠のいた気がする・・・

色々と考えていて

気が付くと 既に花さんは違う材をチェクしていた

なかなか良いようですが  オオクワはでなかったようです

オイラも 材をチェックしていた時だった

やべー キタかもと思った 慎重に追いかけていくと

ぎゃー キタ  これは2令に違いない

慎重に 慎重に追いかけた すると 

こんな幼虫が姿を現した  どう思いますか?

オイラにはやはり食痕では判断出来ない・・・

犯人はアカアシ君です

 

今回は夢中で昼飯にも行かないで 採集をしていた

気がつくと こっちで飯を食っていては暗くなってしまうような時間になったので

これで引き上げる事とした  今日はそうとう 戦ったようで

花さんの手袋はボロボロだった 

さて つぎこそは 生きたオオクワに会いたい(^_^;)