★雑草魂 2010年2月6日 山梨オオクワ採集記
少し合間が空いてしまいましたが 今回も夢の大歯を求め
山梨へと出撃しました メンバーは花さんと魚ぴさんです
まー今回はそろそろ魚ぴさんがマグレ？当たりをしてくれるはずと
期待してのスタートです
何時ものように高速を山梨へと向かう もちろん花さんの車で・・・
私 たまに後ろの座席に乗るのですが なんでドリンクホルダーが無いのか
気になっていました んーとドリンクホルダーを探していると 今回は見つけました
肘掛に埋め込まれていたので 気が付かずにいました
こんな場所にあるんだもん
そしてこの後ろの座席はメチャクチャ快適です 足を伸ばして楽チンです
運転をしている花さんには本当に申し訳ないのですが 快適に過ごさせて頂いています
道中どうしても ○○ちが出そうで出ない魚ぴさん
結局出なかったようで 花さんに もう○○そ しかないね
その場合斜面は絶対に駄目ですよ だって転がってしまい救助に来た人が
大きな○そ付き桃が転がっているのでびっくりしてしまうから
もう車内は大爆笑でしす 失礼しました(^_^;) この辺で採集記に戻ります
今日も良い天気
さて何時ものようにコンビニで朝食を調達して 採集のポイントへと向かいます
第一ポイントは過去採れてはいないのですが なんだか居そうな場所
ここは材は有るのですが オオクワを採集した事がないんです
で ここで出したいなー と思い今回の第一ポイントに決定したんです
最初のポイントはそれほど広範囲に見るポイントでは無いので
皆で進む 何本かの材を手分けして割るが 居ない 状態の良い材も有るんですが
全然駄目 そんな時 かなり良い部分から ２令サイズの食痕に私には見えた物が出て
慎重に追いかける ドキドキしながら 割り進めると なんと やはり 何時もの奴でした
少し期待したんですが 駄目です なんだか花さんも格闘しているので
撮影 この材も期待ハズレだった
数時間 探したが駄目なので 移動 今度は多分あまり人の入っていないポイント
大きく移動して 少し雪の残る地域に行きました
こんな道を進みます
私 今年は タナゴ釣りの竿を作る為に 矢竹・高野竹を 集めていたので
こんな ただの笹に見える物も 何の種類かわかってしまいます
この竹は丸節竹です これはフライロットの製作などに使う方も居る種だと思います(^_^;)
さてここはかなり広範囲に捜索する予定なので 途中から皆バラバラになり
捜索を開始 少しポイントを外したので 材は有りますが なんせ薄い地域なので
かなりの苦戦をしますが 気持ちよく材を割ることが出来ます
もちろん人があまり入っていないと言っても台場クヌギも有り 雰囲気は良いんです
特大台場を撮影したのですが 大きさがわかりませんね
ここでも オオ２令？と私は思って慎重に材を割り進めたのですが
またもや騙されてしまいました 材質の良い材で細い食痕を見つけると
何でもオオクワの２令サイズの食痕に見えてしまう直吉です
皆それぞれかなり格闘したようですが 午前中はまったく手ごたえを得る事は
出来ませんでした この時点でまたボウズかな なんて思いました
しかしそう簡単にオオクワが採れるはずもなく あたりまえ なんですがね
花さん もうね直ちゃん オオクワは絶滅した
直吉 間違いないです
何時もそんな会話をしていますが 内心は 採ってやるぞー と思っています
ここで午前中 終了 お昼の時間なので 最近ローテーション入りをしている
ラーメン屋に向かう ここのラーメン屋は味噌 なんですが 疲れている体には
少し味の濃い味噌が最高かもしれません まー味はまあまあなんですが・・・・・
ラーメン屋に到着すると なんと 休みです あー今日はラーメンが食べたかったので
がっかりです もうこうなると 何時もの○キ屋しかないので そこへ向かう
今日も私は何時ものメニューを頼んだが 花さんは大を注文した
これはヤル気満々だなー 私は大は食べきれませんので 並 ですが 頑張らないと
昼を食べ終わり何時ものように休憩をしないで 山に戻る
直吉 花さん 何処のポイントに行きますか？
花さん えーと○○かそれとも○○か○○
直ちゃん何処が良い
直吉 ○○が良いと思うのですが もう今シーズン見ましたか
花さん んー見てないよ
直吉 見てないんですか？
このポイント なかなか濃いポイントなので 既に花さんは見たのでは？と思っていた
しかし見ていないそうなので ここが良いと２人の意見が一致して見に行く事になる
ここで運命は動きはじめる
ポイントに到着して 早速 山に入って行く 何時もならしばらくは行動を共にして
それからわかれるのですが 私は違う道を進みたくなり 花さんと別れて捜索する事にした
もちろん魚ぴさんも わかれて捜索へ向かう
しばらく歩くと なんだか気になる材が遠くに見えた 午後はその材からチェックする事にして
材が有る方向を目指し進む 材を目の前にした時 これ入って居るんじゃないか？
となんとなくなんですが思った 丁寧にチェックすると またもやオオ２令と思う食痕が現れた
どうせまた何時ものだろと思うも慎重に割り進める 材が固いのと体制が悪いので
少しづつ少しづつ割り進めた すると ２令サイズのオシリが見えた そのオシリを見た時点で
私はほぼ確信していた このオシリはオオクワの２令だと
まー素人の私がそう思っても 実際に割り出してみない事にはわかりませんがね
こんな感じで見えた
慎重に回りを広げていると 頭が見えた 間違いない これはオオクワだ
こんな事が言えるようになったので少しは進歩したのかな
撮影をしていると 電話が鳴りました
相手は花さんから この時 私は感じた 花さんも出したな
なぜならまだわかれてからそれほど時間が経っていないにもかかわらず
電話が鳴る事は ほぼ無いからである
直吉 はい もしもし
花さん 直ちゃん 出た！
直吉 おーやりましたね で 何が出たんですか？
花さん ん ♂の成虫
この時点で私の心臓はバクバクです
もしかして大歯ではないかと 遂にこの目にやき付ける時がきたのではないかと
（私の材割り経験の中で 自分はもちろん 同行の仲間も未だ私の目の前で大歯を出した事は無い）
直吉 大歯ですか？
花さん 大歯ではない 中歯型
この時点で夢の大歯では無いとわかりましたがそんな事より 花さんがオオクワを割り出した事が
嬉しかった なんせ今期の花さんは なかなか自身で割り出す事が出来ていなかったので・・・
もちろん 私が同行していた時は たまたま私が出しただけで 花さんが側に居る時に割り出している
花さんに譲って頂いた感じですので どちらが割り出していてもおかしくない状況だったのですがね
なかなか出ていなかったので とにかく嬉しかった もーそれだけです
花さんは 行動を共にしている時に良材を見つけると 何時も私に譲ってくれるのです
まーNEXT・・・採集記的に言うと これ割れやー なんですが 本当に何時も気配りをしてくれるのです
こんな仲間だからこそ 最近共に採集に行く機会が多くなりました
しつこいようですが仲間が割り出せばボウズでは無いと私達は決めています
採集は常に譲り合い そして共に考えた場所に行きますので・・・・
それはそうと 電話の続きです
直吉 あっ 花さんこっちも２令が出ました
たった今取り出して 電話しようかと思った所です
花さん おーやりましたね
直吉 とにかく そちらに向かいますが 何処に居るんですか
花さん ○○に居ます
直吉 了解 そうそう 花さん 午後一発目の材ですか？
花さん そうですよ
直吉 俺も一発目の材です
向かう途中に思った キーワード１ 再来 だと
なぜなら 午後一発目のポイント １本目の材で出したからだ
そしてオマケに 間違いなく 同時採集をした
あれだけ探しても見つからないのに 同時に採集するとは これはもう運命
まさにオオクワによばれたのだと思った
そんな事を考えながら花さんが居る場所を目指す
もう早く見たくてたまらない私は気ばかりが
焦ってしまい 何度もこけそうになりながら早足で向かう
焦ってはいけないと何時も思うのですが ついつい急いでしまう
到着して私の目に飛び込んできたのは 凄く良い感じで割り出されている
光景でした この角度の写真 撮影してみたかったんですよね
直吉 花さん おめでとう御座います
花さん 直ちゃん ちゃんと撮影してね
直吉 了解 花さん こいつやけに赤いですね こんなに赤いのはじめて
見ました 多分寒くなる直前に羽化したんでしょうね
花さん 多分そうだね アカアシだろ こいつ
直吉 いやー(^_^;)
でこんな感じに撮影しました
ね 赤いでしょ
魚ぴさんを待つまでの会話
直吉 花さん 普通こんな材に居るとは思わないですよね
花さん 普通は割らないよ だってこれだよ
直吉 おれだったら 多分踏んで 通り過ぎてしまい
この材は割らなかったと思います
花さん そうだよな もうこれはオオに呼ばれたんです
とてもおせいじにも良い材とは言えなかった
直吉 まだ入ってますかね この食痕はこいつのかな？
花さん んーどうだろう
そんな会話をしていると 魚ぴさん 到着
魚ぴさんは♂の成虫が割り出されるのを見るのは初めてで感動していたように
みえた 魚ぴさんも採集をはじめて 年数は浅いのですが
なんせ花さんとよく採集に来ているので 山梨に採集に来た回数は多いので
そう簡単に採れるものではないとわかっている方です
花さん 魚ぴ 割ってみろ
魚ぴさん はい
直吉 まだ居るかもしれないので慎重に割ってね
今回もうるさい外野がいますので 魚ぴさんは大変です
花さん 魚ぴ こういう時はそうじゃない そぐように割るんだ
直吉 そ そこは 危ないかも
などなど割っている本人はたまったもんじゃないです
まーしかしそのおかげで昨年よりもだいぶ上手に割っているように見えた
しばらく割り進めると ３令サイズの幼虫が現れた やったか？
とりあえず写真撮影
取り出す前に私は にやにや 花さんも オオでは無いと思っていたと思う
はい ノコでした
容量がもともと少なく古い材なのですが 私も交代して割らして頂いた
もしかしたら ♀の成虫でも出ないかなー と思いながら割る
しかし私が割り出したのは こいつらのみです
大漁でした(^_^;)
その後 この材は削るところも無くなったので 私が２令を採集した材に向かう事にした
現地に到着して 皆で材を眺める 材の容量は十分なのと 産んでいる場所が想定出来ましたので
まだまだ居る可能性が高いです 居そうな場所 部分を説明して
この材を魚ぴさんに一度託し 私と花さんは 別の材を求め捜索を再開した
直ぐに花さんは見えなくました おいらはそれほど遠くに行かない程度に色々と見ていまして
来期に期待できそうな材を見つけた
しかしオオを見つける事は出来ませんでした そうそうあまく無いです やはり・・・・
その後魚ぴさんが気になり ２令材に戻ってみると
直吉 採れました
魚ぴさん なんだかわからないけど幼虫を採りました
直吉 見せてみて
魚ぴさん はい
直吉 おめでとう御座います これはオオの２令ですよ
魚ぴさん 有難う御座います
あれからかなり時間がたっているにもかかわらず 少ししか割り進んでいなかった
それは材が固いのと 体制が悪いので 慎重に割るしかないのと
魚ぴさんが 丁寧に割った証でした
その後 交代させて頂き 私も割り進めた すると直ぐに食痕が有り
幼虫が現れた
慎重に取り出して撮影
これもオオ２令でした
今度はまた交代して 魚ぴさんが 採集
こんな感じで出ました
再び交代して 今度は私が出した
オオ２令です こやつは 昨年も採集したのですが
オオでも スケルトン幼虫でした
何度か交代しながら 数頭づつ採集に成功して
満足のいく内容でした かなりの時間をついやしましたが 花さんが戻って来ない
これは多分遠くまで 行ったな
いい時間になってしまったので 花さんに連絡して 車に戻り 記念撮影をした
花さん 直ちゃんこいつ グランディス？
直吉 なんで ですか？
花さん 内歯が太くて グランディスみたいだから
直吉 いや大丈夫ですよー グランディスは居ないと思いますよ
しかし面白い特徴有る 個体だと思います 内歯の先があまり尖っていなく
太いので グランディスの小さい固体のように見えない事もないのですが
前胸板の形が 国産の特徴がよく出ていますので 大丈夫です
そしてなにより この個体は大丈夫ですが そんな個体は山梨には存在しないと信じたい
そして特に素人の方に御願いが有ります
けして放虫などしないで下さい
御願いします
私達が夢を追いかけていますので・・・・・・
で私が持ち帰った２令の写真です
中央がスケルトン君 この幼虫の頭部です
さー 花さん 魚ぴさん また行きますよ
まー私のマグレはそうそう続きませんので
魚ぴさん 次こそ 当ててね(^_^;)
